人はなぜ、マルチ商法・ネズミ講・情報商材にハマるのか

「知人・友達がマルチ商法にハマって誘ってくる」

「そんなに親しくない人からビジネスの話を持ちかけられている悩んでいる」

「稼げる系の話が広告に出てきて、お金を払って始めるか悩んでいる」

「マルチ商法やネズミ講ビジネスの被害にあった」

という方向けの内容です。

一般的な金銭的に苦しむ方へ向けた内容とは切り口が違い、人生の本質についてお伝えしているつもりです。

今回、後々色々とトラブルになることを想定して、具体的な会社名や商品名は一切出しません。

ではいきましょう。

 

今回の結論

プレミア級の儲け話はお金を持っている人に集まってくる

マルチ商法・ネズミ講ビジネスの類は世の中の構造を表している

ピラミッド構造のトップが利益を吸い上げ、ボトム層が食われる

儲かる話ならば、親族で共有するはず

引っかかる人は、人生の中でやりたいことや好きなことや熱中できることがないことが原因

やりたいことがあってお金が欲しい人にはお金が集まり、お金だけを求める人にはお金が集まらない

金銭的な詐欺に引っかかる人は「将来やお金に対して何となく不安がある人」→考え方を変えれば解決する

本当の儲け話は金銭的資本力のある人に集まってくる

 

まず、様々な形態で美味しい儲け話というのが存在します。

それは玉石混交であり、本当に儲ける話もあれば、絶対儲けない話もあります。

主に儲ける話というのはお金がある人に情報が集まってきます。

こうした良い株があるんだけど、どう?みたいな感じで、仲間内や信頼できる取引先から持ち帰られるケースが多いのです。

証券会社の営業マンの立場で考えてみてください。

100人集めて1億円用意できる人に投資案件を持っていくのと、1人で1億円をキャッシュで出してくれる人、どちらをお客様にしますか?

つまり、単純にお金持ちにお金が集まってくるというのは自然の流れということです。

そのため、お金持ちにはよりお金が集まってくる構造になっています。

また、儲け話は主に金銭的資本力がある経営者や株主に話がいくのですが、彼らの中では互いを信頼関係で結んでいたり、長い付き合いであったり、利害関係において絶対に互いに欠かせない存在だった場合、下手な話は持っていけませんから、儲け話というのは信頼できるものが多いです。

ただ、多くのケースではお金を持っていて、投資ができる余力がある人にばかり話が来るわけですから、一般的な儲け話というのはほとんどがうまくいかないケースがほとんどだと言うことを最初に理解しておく必要があります。

リソースがお金による資本ではなく、労働などの人的資本だけでは、うまい儲け話はほとんどありません。

あったとしてもかなりリスクの高い仕事である可能性が高いわけです。

そんなこんなで、金銭的資本が乏しい人に持ちかけられる儲け話というのは、ほとんど失敗する可能性が高いという点は覚えておいた方が良いでしょう。

上記、資本力のある人にお金を動かす話が集まってくるのは当たり前といえば当たり前の原理原則なわけです。

これを知っているだけでも世の中の安易な投資案件や情報商材の類には騙されないはずです。

ですので、高齢者にセミナーを開いて「小額投資」を促すようなものは殆どが人を騙す前提で行っているケースが殆どです。

 

儲かるなら親でも誘えば?

 

儲け話の類には「楽して稼げる」「ほとんど労力なく稼げる」「半自動的に・・・」なんて言葉が飛び交っていますが、もしそうしたことが真実なら、わざわざネットなどに公表して「他人」に教えるでしょうか。

僕がそうした方法を知っているのであれば、こっそり妻と親に共有して、他人には黙っています。笑

自分がそうした立場なら大体の人がそうしませんか?

 

例えば、ブログを書いていて、あるキーワードで月間で50万円生み出す記事があるとします。

これを他人にお知らせしますか?

しませんよね。

隠しておくはずです。

そういう単純な話なんです。

これはコンサルタント・情報商材・マルチ商法等、あらゆるジャンル全てに対して言えます。

 

また、角度を変えて儲かる話以外にも「初心者向け」の情報商材やコンサルタントの話にも注意が必要です。

初心者は最初は右も左も分からずに、結局どこに向かって何をして良いか分からないために、無料で探せば手に入る情報をかなり高額で買ってしまうのです。

僕が初心者で何かをトライするならば、まずはネット上の情報商材ではなく、書籍から購入してみて試してみます。

書籍というのは出版社の人が信頼できる人に本を書いてもらい、さらに添削や編集までしてくれて、世の中に出されます。

その中でいくつものフィルターを通して、話が進んでいくので内容も肝となるエッセンスが含まれていることが多いです。

興味あるジャンルに挑戦してみたい初心者はまず書籍から購入されることを推奨します。

また、仮にコンサルタントや情報商材を購入するという決心が付いたとしても、一つだけ確認して欲しいことがあります。

それは、コンサルタントや代表者の「履歴と年数」です。

例えば、2年しか本業をせずにコンサルタントをされている方もいますし、それだけ情報を整理するスピードが上がっている証拠ですが、やはり、5年、10年やっている人に比べれば内容が浅いケースが多いです。

長年やっている人は失敗も同時に重ねているため、長年経験しないと分からないような濃い抽出したエッセンスが含まれている可能性が非常に高いです。

仮にブログというジャンルで僕が誰かのコンサルタントに申し込むとすれば、金額的な実績ではなく、その人の履歴と年数を最大限に考慮します。

僕は色々な書籍を読み、情報商材を購入してきた結果(笑)、年数を重ねている人の情報は質が違いました。

それだけはハッキリ言えます。

メンター商法、マルチ商法は無くならない

 

メンター商法とは、宗教のようにトップの人を崇め、その人のためにお金を使う構造になっている組織や商売の仕方を差します。

マルチ商法も言い方が違うだけで、ピラミッド構造を形成した中で上位トップの支配層が儲かるような仕組みのことを言います。

つまり、そうした商法のピラミッドの下の人達は確実に養分にされるビジネス的な仕組みなのです。

ですが参加している人や会員には気付かせずにそれらの組織を維持するのが上手なのが彼らの得意技なのです。

また、自分が信じた人が嘘をついているはずがないという思い込みも働き、抜けるに抜けられない状態に陥るのです。

有名YouTuberに「新宿109ケンゾー」さんという方がいますが、そうした詐欺まがいの商法を追跡して、突撃するスタイルでやっていて、たまに見ると面白いです。

 

これらの商法は僕はなくなることはないと思っています。

 

人を騙す人はあらゆる手段を使って人を騙せてきます。

最初から怪しい儲け話を持ち替えたところで、基本的にすぐに見破られてしまいます。

ですので、趣味の話やスピリチュアルな話など、本人が興味のあるジャンルからじっくりを攻めてくるかなり高度なマルチ商法も存在します。

一見、マトモなチャンネルかと思ったら、あるサイトに飛ばされ、挙句の果てには情報商材を販売していた!なんてケースもあります。

 

何を隠そう僕自身がそうした商品を売る手伝いを知らず知らずにうちにやっていた過去があります。

良心の呵責に苦しむので、基本的に僕はあまりおすすめしませんが、そうした商売をして生計を立てている人も世の中にはいます。

根本的にお金がないという不安は常にどの国にも一定数いますので、とんでもない需要があるジャンルとも言えますから、こうした詐欺まがいの商売はなくならないのです。

お金という仕組みがある限り、こうした手口を取締り無くすことも不可能だと思います。

なぜ、そうした人は詐欺まがいの手口に引っかかるのでしょうか。

その謎を解説してきます。

 

詐欺(まがい)に引っ掛かる人の原因は心の中にある

 

基本的に詐欺まがいの情報商材やマルチ商法・ネズミ講の類に引っかかる人には共通点があります。

それは「お金や将来に対して何となく不安がある」ということです。

お金に不安があるのは誰でも心の中にあるでしょう、と突っ込まれるかもしれませんがその通りです。

重要なのは、何にどれくらいお金がかかり、何に不安なのか言語化できずに、ただ何となく不安な気持ちを持っているという点です。

200万円の車が欲しいけど、5万円くらいお金が足りなくて不安な人と、何か分からないけどお金がないと不安と言うパターンでは圧倒的に後者の方が詐欺に引っかかりやすく、またそうした現実も現実化しやすいのです。

なぜなら、本質は「何となく不安」と言うメンタルに原因があるからです。

思考は現実化すると言う話を聞いたことがある人もいると思いますが、これはこの世界の真実の一つです。

思考が先で、現実があとに起こるのがこの世界の本質です。

つまり、不安な気持ちは、不安になったり不幸になる現実を創造しやすいのです。

この不安になる要素は各々で違いますし、生活環境、国によって千差万別ですが、この不安な精神を持っていると言う点は地球上どこにいても一緒です。

 

価値軸がない人達

 

世の中の多くの人は自分のことを大事にして生活していないのが僕の感想です。

ですので、自分が何のために、何をして喜び、何のために生活しているのか言語化出来ない人が多い印象を受けています。

だから、外の情報に右往左往させられ、心を揺らされて、自ら不安・恐怖の精神を作り出してしまっているのです。

解決するのは、やはり「自分の好きなこと・興味のあること」を行い、小さくても大きくても目的を持って生活することです。

目的ややりたいことがあれば、お金がなくて不安と言う思考ではなく、「目的のためにこの商品が必要だから〇〇円お金が必要です」と言う考えになるはずです。

「必要だから〇〇円必要です」と言う考え方は生活の中で何をするにも持っていた方が良いです。

例えば、唐揚げが食べたいので、「唐揚げ弁当を食べ、お茶を飲むために1,000円必要です」と言う感じです。

多くのお金をある程度稼いだ成功者と言われる人達は、ほぼこうした思考を持ち、生活しているケースが多く、自然と必要なお金に対してどう稼ぐかと言う考えをした結果、必要なお金を手にいれ、さらに、お金が常にあって当たり前の思考でいるためずっとお金持ちで不自由が殆どない生活をしているのです。

「思考が先、現実はあと」とても大事なことですので、ぜひ覚えておいてくださいね。

 

自分の心は何を求めているのか

 

僕が伝えたいのはマルチ商法は悪いからみんなやらない方が良い!とか、こう言う投資案件は詐欺だ!と言う表面上のことを伝えたいのではありません。

自分が創造する現実の本当に深い根本についてお伝えしたいのです。

マルチ商法やネズミ講が悪いのではありません。

本当に伝えたいメッセージは「自分の人生を楽しむために、どんな生き方を考えているか」と言う問いです。

自分の人生を楽しむために生活の中での一つ一つの生き方を大事にしていけば、不思議とそうした詐欺まがいの金銭的に被害に苦しむ現実は離れていきます。

まるで自分の心が求めたことが現実に創造され、その路線だけが目の前に現れ、苦しい現実が離れていく感覚です。

不思議ですね。

本当に人生という現実はフォーカスするところ次第で、苦しい現実や悲しい現実も離れていくものです。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

プロフィール

プロフィール「新しい子育て研究家兼ライフコンディショナー」

○名前:じょーもんパパ ○出身地:青森県 30代のアウトドア・釣り好き、サッカー日本代表好き。 「2歳の男の子・0歳の女の子」二児の父親。 妻と息子と娘と4人暮らし。自分も子供も大事にする子育て・生き方を模索中。興味のあることは何でもやってみるをモットーに生活中。「自分が生まれた意味」は好きなこと・得意なことにこっそり隠れていると信じている。自分を満たすからこそ、コップから溢れるように周りも大事に出来ると伝えている。

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