「子育ての反抗期が続き子供と険悪な時間が続く」
「反抗期が続き、自分自身が疲れてしまっている」
「反抗期が起きるメカニズムを知りたい」
「子供のためにと考えているが、子供が言うことを聞いてくれない」
こんな悩みをお持ちの方向けの記事です。
根本を理解しなければ、物事は解決しませんので、根本的な部分について解説しています。
今回の結論
親は子供を育てることはできない、勝手に育つのが本当の話
そもそも反抗期は存在しない
反抗期と呼ばれるのは子供が親の教育・躾に対して「苦しい」と声をあげている証拠
大人の常識や古い慣習・価値観を押し付けることは子供のことを信用していない証拠
子供が躾・教育で苦しくなるのは見えない檻に閉じ込められるのと一緒
親の躾を守る子供はコントロールされることを受け入れてしまう
相手のことを本当に思いやれる愛を知っている子供に常識やルールを伝える必要はなく、勝手に相手のことも大事にしてくれる
子供は親が育てなくては育たないのか?
昨今というか近現代の子供の育て方には社会共通の価値観のようなものがあり、多くの親が躍起になって子育てに奮闘する理由と考えています。
その価値観とは「親が子供を育てなくてなならない」という考え方です。
親が子供を躾や教育をすることによって、立派な社会人(社会に適合した人間)となると信じられています。
中にはそれを盲信している家庭さえもあります。
しかし、昨今になりそれらは本当か?と疑問を持つ親も多くなり、一昔みたいな父親が上でそれに母親がついていく、そして、父親や母親に子供は従うというスタイルの家庭はかなり少なくなっているように感じます。
まず、親が子供を育てるなんて考え方は個人的に、間違っていると考えています。
なぜなら、子供には生まれた時から、言葉が話せない時から個性があるからです。
その個性を親がプラモデルのように組み立てていくのは無理なことは容易に想像できます。
しかし、実際に親が行う行き過ぎた躾や教育というものはまるで子供をプラモデル扱いしているようなものなのです。
実は子供に対してとても失礼なことなのです。
それに子供を信用していないのです。
子供一人の個性を認め、自分と合う合わない部分、丸ごと愛し、対話していく方が自然な人と人とのつながりが持てるのではないでしょうか。
また、常識的な人間でなくては人に迷惑をかけてしまうという考えがあると思います。
しかし、自分の個性を認められ、自分のことを好きでいることができる子供は、自分以外の相手に対しても、礼儀や尊重などを欠くことは少なくなります。
対人関係の経験が少ないうちは、とてもヤンチャな行為や失礼なことをしてしまうこともあるでしょう。
しかし、長い目でみてください。
自分を大事にできる子供は他人をも大事にできるのです。
それこそが常識を叩き込むことより重要な子供の核となる「愛」になるのではないでしょうか。
そんな愛を知っている子供が迷惑を他人にかけ、ひどいことをしたり、相手のことを尊重できないようになることは少ないのです。
教育や躾で強制的に子供に価値観を押し付けるより、伸び伸びと個性豊かに生活させた方が子供は愛を知ります。
反抗期を作っているのは親自身という事実
実際のところ、躾や教育というものは事実上、昔からの慣習や世間一般で言われる常識、そして、親の価値観の押し付けに近いものが殆どです。
つまり、厳しくすればするほど、子供の個性は小さくなっていき、伸び伸びと遊んだり、自由に自分を表現できず、窮屈な思いをするのです。
まず、この事実に多くの親は向き合ってほしいのです。
この窮屈な状態が続き、苦しい思いをした子供達が取る行動こそが世間で表現のしようがないため、「反抗期」と言われるようになるのです。
伸び伸びと自分の個性のままに育つ子供に反抗期が存在しないのは、家庭内で窮屈な思いをしていないからです。
反抗期と呼ばれる時期は世間的には学校に入ったタイミングが重なるのも、学校内でも窮屈な思いをして、家庭内でも窮屈な思いをして、想像以上に辛く苦しい状態に追い込まれているからです。
学校の近くを歩いて帰宅する小学生、中学生の子達をみていると、僕はこの子すごく苦しそうだなぁとすごく伝わってくることがあります。
おそらく、親からも学校からも「教育」を押し付けられ、自分を見失う一歩手前の状態ではないでしょうか。
ホントに子供にとって学校教育は必要か?『保存版・学校解体新書』
「子供が学校でいじめにあっている」「いじめから子供達を救いたいと考えている」「学校教育とは何か根本から知りたい」「子供にとって学校教育は必要か知りたい」「学校の在り方に疑問を持ちはじめた」「学校運営に不満がある」「社会の変化に学校は必要か?と考えている...
学校の記事でも書いていますが、実はとても悲しいことは「自分自身を嫌いになってしまうこと」です。
そんな悲しいことはありません。
自分自身を嫌いになった子供は社会も嫌いになり、他人や他の生き物も嫌いになります。
するとどうなるでしょうか。
親が最も恐れている犯罪者予備軍に入ってしまうのではないでしょうか。
とても、シンプルな話なのです。
親が教育や躾によって、子供へ窮屈な思いをさせる言動をしないことが子供が伸び伸びと育つことにつながるのです。
親に対して反抗がはじまったら子供は苦しんでいる
親に対して子供の態度があからさまに悪くなったり、無視したりしだすのは子供が苦しんでいる証拠です。
その苦しむ理由の一つは前述した通り、親の過度な躾や教育にあります。
もう一つ子供が違和感を感じ、苦しくなりやすいことの一つに「コントロール」があります。
子供が何をするにも、「こうした方がよい」と悪気なしにアドバイスをしたり、子供にこうしなさい、ああしなさいと強要したりすることです。
また、「あなたのためなのよ」と言いながら、子供の意思を尊重せずに自分の価値観や考えを子供に押し付けるのも同様です。
子供の人生に責任がとれる親以外は、子供の人生や生き方、細かく言えば毎日の選択に対して口出ししない方が僕は良しと思っている方です。
もし、失敗したらどうするの!という意見が飛んできそうですが、細かい失敗を経験することは大きな成功に役に立ちます。
むしろ、山遊びや海遊びをして小さな失敗を積み重ねてきた僕は、山や海で危ないタイミングをよく理解できますので、結果的にアウトドアや釣りに行ってもとても危ない目に合わずに済んできたのです。
そう言うのも、小さな失敗を積み重ねた結果です。
例え、失敗するのがわかっていたとしてもグッと堪えて、子供の成長を見守るのも一つの愛情ではないでしょうか。
親が支配的すぎてコントロールの意識が強いと子供は自分を捨ててしまう
一つの事例ですが、親があまりも強大な力で子供支配コントロールする場合、子供は強く反発して最終的には家出などで親元から離れてしまうか、または、親のコントロールを受け入れ、コントロール下に入ってしまうことがあります。
親のコントロールを受け入れたタイプには反抗期がなく、見た目上は親の言うことをしっかり聞く良い子という形に見えるかもしれません。
ただ、残念ながらそうした子供は自身の個性が失われていますので、中身がない人間になります。
誰かの指示を待ち、自発的に動かず、まるでロボットに近しい状態になってしまうのです。
愛する子供を所有物のように躾・教育を行うことは、子供をとてもネガティブな状況にしてしまう魔の力が親にはあるということだけは、全国の親御さんは理解しなくてはなりません。
個性がないということは何のために生まれ、何をして喜ぶのかすら全くわからない状態ということなのですから。
苦しさを超えて、生きる気力すら失っている状態の方もいます。
なぜ、そういう話ができるかと言えば、そう言う人をたくさん見てきたからです。
僕は不思議と近くにいる人の感情を読み取り、共振してしまうことがあります。
特に満員電車の中では、通常の方より相当苦しい思いをしてきました。
だって、みんな仕事行きたくないって考えているんですもん。笑
そんなこんなで電車に乗っていると、無気力で、人生に意味を見出せない人達が想像以上にいっぱいいることに気が付きました。
そう言う方々をどうこうしようと言う思いは今さらありませんが、そう言う方々は厳しい親に躾られて育ったというのも要因の一つだと感じるのです。
いや、根本原因だと感じます。
躾・教育とはある意味、「支配・コントロール」の際たる思考なのかもしれません。
今こそ、思考を変える時期ではないでしょうか。
子供が反抗期になって苦しいと感じている親御さんは、自分自身が子供をまるで所有物のように扱っていないか見直すタイミングです。
自分の言うことを聞かないから親は苦しさを感じています。
しかし、躾・教育で苦しい子供はもっと別の角度からの苦しさを感じています。
昭和初期から続く、親が子供を育て、コントロールするという支配的思考が多くの子供達を苦しめてきた原因です。
大事なことなので、再度お伝えしますが、子供には大事な個性があります。
宇宙にたった一人しかいない大切な個性があります。
その個性を大事にし、違いを尊重、尊敬できる関係性ができれば、愛に満ちた世界が誕生すると確信しています。
僕はその愛に満ちた世界を広げるために、ブログを通して、大事なことを発信し続けています。
最後までご覧いただきありがとうございます。
コメント