大らかでゆったりした子供時間を思い出す方法

巷では歳を重ねることで時間が感じ方が違うと言われており、年々時間が早くなっているように感じている人もいるのではないでしょうか。

実はこれ、脳の老化が原因ですなんて言われてますけど、僕は違うと思います。

今回は、誰しもが経験している子供の頃の時間の流れと今の時間の流れに差を感じている人向けに、人生を楽しむために重要な時間の使い方について考えてみます。

今回の結論

『自分で大事に作った料理は覚えているように、生活自体が作業や仕事のようにならないように丁寧に生きることが大事。そうでないと人生を忘れてしまう。時間は意識一つで伸び縮みする。』

自分で大事に作った料理は覚えている

 

僕は趣味で釣りをしたり、魚屋さんで新鮮な魚を購入し、仕立てて寝かせて、料理して食べることが多いです。

美味しい魚を探すのがすごく好きなので、人間だと悪く言われる内臓脂肪が沢山ある魚なんかを見るとテンション上がります。笑

そんな美味しい魚を求めて釣りをしたり、魚屋さんで魚を購入するわけですが、大事なのはその後の行動です。

不思議と大事に大事に料理した魚料理って数ヶ月経っても記憶に残っているんですよね。

魚の内臓の感触であったり、魚の表面(肌)の張りの感触まで思い出せることがあります。

丁寧に料理して、丁寧に食べる一回の料理は覚えています。

たまに写真も何も残っていないのに、あの時の鯛茶漬けを思い出して、味まで感触として思い出せて、ヨダレが出てくることさえあります。

これは僕の話ですが、生活の中で少し自分がこだわりを持って、楽しんでやっていることってより丁寧に生きることに繋がるんですよね。

そうすると人生の1ページが簡単に思い出せるような気がしますし、すごく充実した心で過ごせるんです。

僕の自身の生活の中でまだまだ丁寧さが足りないと思うことばかりですが、一つ一つの生活を丁寧に、その時に感じきるように生活しています。

 

生活が仕事、作業になっている

 

今の日本において、忙しくない人はいないのではないかと思わざるを得ないくらい多くの人が日々の生活に追われている気がします。

僕の理想は半日はぼーっとして、半日遊ぶくらいの理想はありますが、まだまだ叶いそうにありません。笑

冗談はさておき、日本という国の本質は「消費大国」です。

要は物を購入しなくては生活が成り立たないため、その生活をするためにお金がかかる状態が常に続く状態です。

多くの日本人が学校教育後、社会に旅立っていきますが、ローンや奨学金などの借金を抱えたり、家賃の関係で毎月確実に収入がなくては生活が成り立たない状態にさせられています。

特に借金というのは強烈で、半強制的に常に仕事をしなければならない状態になりがちです。

そうした現状を嘆くのは簡単ですが、まず「意図してこうした社会が作られている」という事実だけは理解しておきたいです。

なぜなら、消費大国として経済を回し、お金というツールを常に使用し、お金だけにフォーカスして欲しいというこの国の隠れたコンセプトがあるためです。

生活費を稼ぐので精一杯の状態で、お金だけにフォーカスすることは、生活が仕事や作業中心になりがちになると感じます。

そうした現状に対して、今はどーのこーの言うつもりはありませんが、そうした現状を理解することから自分が進むべき未来の選択肢が出てくると思っています。

 

数十年単位で見れば、経済的に豊かになっていった国という側面がある一方、国民から心の余裕を奪っている側面もあるのです。

そうした隠れた国のコンセプトが続いている以上、多くの人々は消費大国での生活を余儀なくされ続けます。

現代まで続く苦しさの原因の一つであることは言うまでもありませんね。

しかし、こうした現状を変えるには一人一人が生き方を見直すことが重要です。

心の余裕がないなら、作れば良いのです。

その方法こそ、前述した通り、日々の生活を丁寧に生きることから始まります。

一昨日食べたご飯ですら忘れてしまう、1週間前の出来事を覚えていない、毎日将来の不安ばかりを考えてしまうなど、そうした人は生活が作業になっている典型です。

生活自体が作業になれば、生き方が全て作業化してきます。

その結果、楽しいことや嬉しいことでさえも感じられなくなり、今を生きられなくなるのです。

 

今、感じてることを大事にしなければ、人生を忘れる

 

僕は小さな頃からボッーとするのが好きです。

その時、感じられる風の感触や自然の音や空気感、五感で感じられることを大事にしてきました。

ボッーとする時間が少なくなり始めたのは、大学生くらいからだったように感じます。

今を感じなくなり、将来のために、と日々考えて生きていましたが、その時に考えていたことや感じていたことはほとんど忘れてしまっています。

なぜなら、その時を丁寧に生きてこなかったからです。

まだこない未来の心配ばかりした結果、過去のことが思い出せなくなる、こんな悲しいことはありません。

年齢を重ね、忘れっぽくなったという話は耳にタコができるくらい聞く話ですが、そうした大人の人たちは今を生きているでしょうか。

将来や別の心配事を考え続けて、その時・今を生きなかった結果、思い出せなかっただけではないでしょうか。

解決策は簡単です。

今を丁寧に生きる、それだけだと思います。

昔の日本人が大事にしてきた考え方を現代人は見事に受け継いできませんでした。

生活が作業化、仕事化している。

だから、少し前の人生を思い出せないのです。

効率よく生きるというテーマを掲げている本やブログも多いですが、効率よく生きることは人生を味わう機会がなくなるということでもあります。

仕事の発想としては素晴らしいかもしれませんが、生活ということで考えれば、実はとてももったいないことで、悲しいことだと思います。

 

心がゆったりすれば、時間は伸びる

 

人生を振り返った時、子供の頃はすごく時間が長く感じられ、大人になるにつれて人生の時間が加速しているに感じていました。

楽しかった時間はあっという間に過ぎ去ったり、苦しい時間はものすごく長く感じたり、ゆったりしていると時間もスローダウンしてまだこんな時間だったなんて経験はないでしょうか。

時間とは一定に流れていないような感じです。

時間は伸び縮みする物である理解出来れば、全て辻褄が合うのではないでしょうか。

 

効率よく、自分を急かしながら生きていると時間もあっという間に流れていきます。

反対に、自分の心を鎮め、ゆったりとして心意気で生活していると時間はゆったり流れていきます。

今を感じ、身体も心も思いっきりゆっくりしていると「実はそんなに時間が経っていない」という経験はないでしょうか。

音楽を味わっていると4分の曲のはずなのに、8分くらいに感じられたことはないでしょうか。

反対に、別のことを考えていたり、急かせかしている時は「あっという間に時間が経っていた」という経験はないでしょうか。

本当に時間とは存在しているのでしょうか。

そう思ってしまうくらい、自分の思考や心が時間の感じ方に影響してくるのです。

つまり、実際の肌感覚の時間と数字の時間は全く異なるということです。

 

子供の頃は全てが新鮮で、全ての時間で「今を感じきり、生きていました」

だからこそ、時間がゆったりと大らかに感じられていたのでしょう。

 

僕がこの記事で伝えたいことは一つです。

今を感じ、今を丁寧に生きることは時間的な感覚さえも変えてしまうのです。

それは人生を味わう、楽しむと言ったことにつながり、生きる喜びに繋がるのです。

 

最後までご覧頂きありがとうございます。

プロフィール

プロフィール「新しい子育て研究家兼ライフコンディショナー」

○名前:じょーもんパパ ○出身地:青森県 30代のアウトドア・釣り好き、サッカー日本代表好き。 「2歳の男の子・0歳の女の子」二児の父親。 妻と息子と娘と4人暮らし。自分も子供も大事にする子育て・生き方を模索中。興味のあることは何でもやってみるをモットーに生活中。「自分が生まれた意味」は好きなこと・得意なことにこっそり隠れていると信じている。自分を満たすからこそ、コップから溢れるように周りも大事に出来ると伝えている。

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