なぜ、子供が転んでも助けないのか?『子供の自立の基礎作り』

小さな子供の大きな怪我や大きな病気、そして、事故などには本当に注意したいですよね。

僕もそういう気持ちで毎日生活しています。

記事を書いている現在、うちの子は1歳8ヶ月で歩いたり、走ったりしますし、道路だって横断できる状態ですから、ふっと目を離すと「あっ危ない!」なんてことも・・・

本当心配ですよね。

ただ、本当に子供のことを考えるなら、少しばかり怪我させた方が良いのかもと考えています。

今回の結論

「小さな怪我程度ならどんどんチャレンジさせるべき!本当に大きな怪我は小さな怪我の積み重ねで予防できる」

 

過保護すぎる親・干渉し過ぎる親は子供の自立を阻害する

 

僕は田舎育ちで、近くに森や川が身近にありましたから、家の中でゲームすること以外は、比較的外で遊んでいた方でした。

ですから、よく自分で転んで怪我をしたり、傷だらけになったり、滑って泥だらけになったり、知らずにハチに触れてハチに刺されたりと色々しました。

自分の小さな失敗だけでたくさん語れるほど、外で遊びまわっていました。

だから、あらゆるケースで小さな失敗を経験し、小さな失敗を予防する方法をいっぱい知っています。

失敗した数だけ、予防の数も増えていくので、結果的に失敗をしたり、無茶したりして良かったと思っています。

今なら色々失敗してきたので、海や山、川で危険な箇所(自分が対応できない範囲)が瞬時に理解できます。

 

関東に来て、僕も含め他の親を見ていると、どうしてもストラクチャーや人が多すぎて道路の車を気にしたり、お店の中での他人に気を遣ったりとついつい子供に干渉せざるを得ない環境になっています。

そのため、ついつい外では「あれしちゃダメ、これしちゃダメ!って子供に言っているんですよね。

僕含め、他の親の方々も小さな子供達に対して過保護に対応したり、すごく干渉したりしているシーンも少なくないです。

でも、本音で言えばもっともっともっと子供を自由にさせてあげたい!

 

過保護に子供が何かするたびに常に親が干渉している状態は子供の成長を阻害しているような気がしています。

子供がしたいようにしておいた方が良いと思っています。

それで転んだり、軽く血を出して怪我したりしても良いと思っています。

なぜなら、最初の僕の幼少期の話の通り、小さな怪我をするから今後の大きな怪我を予防できるのです。

子供には小さな頃から、その経験値が蓄積されていくのです。

小さなうちは同じミスを何度したって良いと思います。

大事なことは、日々の小さな失敗の経験からくる大きな失敗の予防です。

日々の小さな擦り傷が大きな骨折を防ぐと言う感じです。

こうしたら転ぶとか、下に注意しないといけないとか、手で感触を確かめてからじゃないといけないとか、そういう感覚的なことは子供が自分自身で体感して覚えていくものだと思うんですよね。

特に男の子なんて、動き回らせてヤンチャにさせておいて良いと思うんです。

 

過保護にこれはダメ、危ないからダメ、と親がダメダメ攻撃をしすぎるのはよくないと思います。

よく小さな子供を怒ったりしている親の方を見ますが、怒られたあとの子供の顔をよく見てみてください。

本当に悲しそうな顔していますよ。

まるで自分を否定されたようなショックな顔をしています。

以前、商業施設の中の有料遊具なんかで遊んでいる2歳くらいの男の子をこれでもかと言う感じで怒鳴り散らし、子供引っ張り回していたお母さんを見たことがあるのですが、まだ2歳くらいなのに子供が遊具を本気で叩いて怒っていましたよ。

これでは健康に健全に伸び伸びと成長していくはずがありませんし、子供の自立を阻害していると言えるかもしれません。

親御さんは一生懸命やっているのは重々承知していますが、本当に自立をさせる育て方は一般常識の反対にあるのです。

遊び場にきても自由にさせてもらえず、あれダメ、これダメと管理されては、遊びに行っているのに子供に重度のストレスがかかって悲しい思いをするだけです。

子供の興味の自由を尊重してあげるのも親の務め(責任)ではないでしょうか。

 

もちろん、一撃で大怪我してしまうような場所や死亡事故につながるような危険な場所には親がしっかり子供を見ていないといけないですよ!もちろんですが。

僕が言ってるのは、その年齢にあった小さな子供で大丈夫なレベルの小さな段差や階段、遊具や場所の話です。

2歳の子に10歳が遊ぶ場所に連れていったら、さすがに危ないこともあります。

それらは各々で判断する必要がありますし、子供から求められたらサポートしてあげることも重要です。

自立に向けてノウハウを教えてあげ、自分で自分のことが出来るようにサポートしてあげるのです。

ただ、小さな子供では出来ない難しい作業は当然、手伝ってあげます。

 

大事なことは目を離さないこと

 

まだ、うちの子は2歳にもなっていませんが、子供が軽く転んだりしても、僕は子供の自立のためにあえて、抱っこして立たせたりしないことが多いです。

(周りの方が僕を見たら、何で助けないの?って顔される方もいますが・・・)

※大きく転んだり、血を出したりしたらすぐにかっ飛んでいきますよ。その具合は見ていたらわかります。

 

転んでも自分で立ち上がることで親に依存せずに自立していくことを覚えていくと思っているからです。

ちゃんと声がけをして褒めていれば、子供だって自分自身で立ち上がったことに対して自信がつきます。

出来ることが増えていくと喜びを感じます。

過保護な親が必ず助けてくれることを覚えた子供は立ち上がることを止め、親に依存し始めます。

依存は自立を拒みます。

シンプルですが、自立できない子供を増やしているのは親が過保護すぎるからです。

子供の個性を尊重し、ある程度見守るだけで子供は勝手に成長していくものです。

たまには、お友達と喧嘩したって良いと思います。

そう言う経験は子供に必要だと考えます。

 

小さな子供がいる家庭で、大事なことは子供の自由にさせておくことで、失敗してもしっかり声がけして、自立を促すことではないでしょうか。

その際に、子供がどんなことをしているのか、どこで何をしているのか、小さいうちは目を離さないだけで良いような気がしています。

うちの子は食べ物を投げたりするのですが、僕はそっと拭くだけで怒ったりしませんでした。

今でもたまに投げますが、だんだん食べ物は食べるもので投げるものではないとしっかり認識してきたようで、前ほど投げなくなりました。

こうして子供達も覚えていくんだろうなと感じてなりませんから、おおらかな気持ちで子育てしています。

今の昭和世代より上の世代はみんなそう言う風にほぼ放置されて育ってきていますから、あの時代の放置教育の方が子供にとってはストレスなく伸び伸び育っていったのかもしれませんね。

 

子供同士、他人に叩かれて痛い思いをしなかった子供は加減がわからず、いつか相手のことを本当に大きく怪我させてしまうことだってあるかもしれません。

だからこそ、全て経験なのです。

その経験が次につながり、勝手に成長しますから、不必要に何でもかんでも教えたり、怒ったり叱ったりする必要はないのかもしれません。

 

僕は安全を確保した上で、子供がハイハイし出した頃から子供の行動を尊重し、好きなようにさせています。

その結果、今も伸び伸び遊んでいます。

子供が自立するための基礎作りには、特に何か特別な教育方法等は必要なく、普段の遊びの中にこっそり隠れています。子供自身が自由に色々な経験をすることで自然と覚えていくものです。

その子にとって、関心・興味の赴くままに、ありのままのスタイルで良いのです。

小さな子供時代の話?いえいえ、小学生くらいになっても根本は変わりません。

子育ての本質を思い出してください。

子供が自分で伸び伸びと自立して生活することができるようになることが子育ての本質ではないでしょうか。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

プロフィール

プロフィール「新しい子育て研究家兼ライフコンディショナー」

○名前:じょーもんパパ ○出身地:青森県 30代のアウトドア・釣り好き、サッカー日本代表好き。 「2歳の男の子・0歳の女の子」二児の父親。 妻と息子と娘と4人暮らし。自分も子供も大事にする子育て・生き方を模索中。興味のあることは何でもやってみるをモットーに生活中。「自分が生まれた意味」は好きなこと・得意なことにこっそり隠れていると信じている。自分を満たすからこそ、コップから溢れるように周りも大事に出来ると伝えている。

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