世の中に資本主義がある限り、無限に商品は様々な形で作られ続けるでしょう。
しかし、資本主義が生み出す商品には良いもの悪いものがどうしても混ざってしまいます。
なぜなら、資本主義は成長しなければならない呪縛に取り憑かれ、その結果、企業は大量生産により利益を追求しなければならないからです。
そのため、商品は無限とも言える数が生産され続けます。
今回は、商品の良し悪しを決めるものは何かについてです。
今回の結論
『現場主義で作られた商品はほとんど外さない』
長く使う物は『満足できるモノを購入する』
以前、別の記事でも書きましたが、比較的長く使うような商品、例えば家具、車、家事用品などは最初から自分が満足できる物を選んで、長く使うことで結果的にお金も無駄に使わず、物も増えないという話をしました。
多くの人はその場でリアクション的に欲しいと思った商品を買ってしまうことが多いと思いますが、長く物を使うためには自分が一番満足できる物を購入するのが最善の手だと思います。
特に僕はアイテム数が多すぎる釣りという趣味を持っているので、中途半端に欲しい物を購入すれば、結局別の機会にまた別のアイテムを購入してしまい、それが無限のスパイラルを生んでしまうと経験上理解しています。
中途半端に購入したアイテムは売りに出されます。
それであれば、最初から満足できる釣具を購入して、長く使った方が良いと感じています。
僕の釣具は長い物だと2008年くらいから使っているアイテムが複数あります。
当時は満足できるアイテムで今も十分だと思っているので、増えることがないです。
残念ながら壊れたら、修理するか、新しい商品を買うか考えなれければなりませんが。
そんなこんなで、長く使う物はシンプルな話、じっくり選んだ方が結果的に長く満足した生活ができると思っています。
会議室で作られた洗剤と実践主義の洗剤
世の中には会議室で作られた商品が山ほどあります。
ほとんどテストせずに、企画通り進めてそのまま世に出される商品も数多く存在します。
特に利潤を追求する企業はそうした決断をしやすいのが今の世です。
また、100円均一ショップのように、他の商品の型だけ真似して、実際にはほぼテストせずに割り切った形で世の中に出される物もあります。
それは安さ故の理由ですし、100均ではこうした理由から当たり外れがあり、そうした商品達を選ぶ楽しみもありますから、一概に安くて粗悪品と切り捨てるわけにはいきません。
現に、100均でしか買えない優秀なアイテムも多く、消耗品の場合、むしろ100均が良いというアイテムもあります。
特に掃除用品でそうしたアイテムがありますね。
そうした事例もありながらも、僕の中で大事にしている考え方があります。
調べようがないアイテムもありますが、会議室で作られた商品か実践主義で作られた商品かを見極めることです。
大体がレビューの文言からその商品の質を見極めていき、実際に自分で使って、他商品の比べながら絞り込んでいくような感じになります。
例えば、食器洗剤だとすれば会議室で作られた商品は、擬似汚れを作成し、それに効くかどうかだけを確認し、商品として世に出されます。
しかし、本気で良い物を作りたいと考えている企業は実践主義です。
実際の汚れで何度もテストし、商品に求めている性能をテストします。
その繰り返しが良い商品開発につながります。
テストすればするほど、経費がかかりますから、経営上は大変です。
それでも実践主義で商品を作り続ける企業は数字よりも企業理念や創業者の方の考え、価値観を大事にされているケースが多いように感じます。
だからこそ、そうした企業を長く応援したいと思うのです。
食べ物を作る企業も同じ考えです。
実践により磨き上げられた食品はやはり美味しいです。
会議室で議論された食品は中途半端な物が多いと思います。
スーツ姿では本物は作れないのです。
本物を作る企業とスーツ姿の企業がタイアップしたとしても長くは続きません。
結局、実践主義の企業のアイテムだけが残っていくように感じます。
僕は自分がよく使う消耗品は、実践主義で作られた商品を探すようにしています。
僕は掃除アイテムや洗剤が好きなのと、仕事で色々試す機会があるので、様々使いますが、使っているうちに実践主義で作られたアイテムかどうかよくわかります。
例えば、洗剤の泡切れの良さ、泡が残りすぎずに簡単に拭き取れるなど、実際の汚れで何度もテストしないと気がつけない細かい配慮が商品に組み込まれているかどうかがキーとなります。
これは洗剤に限った話ではもちろん無く、化粧品一つとってもそうですし、もちろん、僕が好きな釣具もそうです。
生活に関わるアイテムであれば、ほぼ全て当てはまると言えるでしょう。
僕はこうした実践主義により磨き上げられた商品を日々観察し、使用して、探しています。
その結果自分に合う本物と感じたアイテムを何度もリピートしたり、愛用したりするのです。
今回も最後までご覧頂きありがとうございます。
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